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村上春樹の小説に登場する音楽

​  本リストの概要  

○村上春樹の小説に登場する音楽の一覧リストです。

○リストの項目②③④の空欄箇所は、小説内に記載がないものを示します。
なお、△表記があるものは、小説内に記載はなく、リスト作成者が補足した情報であることを示しています。

 

○リストの項目 ⑤「分類」について​
※分類は、あくまで作成者の判断によるものであり、今後変更される場合があります。

 A:物語の構造・展開に深く関わる音楽(歌詞が物語全体のメタファーになっていたりするものなど)
    例:『ノルウェイの森』のビートルズ「Norwegian Wood」
    →曲の歌詞が『ノルウェイの森』の物語全体を暗示
    例:『1Q84』のヤナーチェック「シンフォニエッタ」

 B:登場人物の人物像に深く関わる音楽(登場人物がよく聞いている音楽など)
    例:『ノルウェイの森』のビートルズ「Norwegian Wood」→直子の孤独な心の象徴
    例:短編「イエスタデイ」のビートルズ「イエスタデイ」→木樽のキャラクターを表現

 C:比喩表現として使用 
    例:正面の壁からはモーツァルトの肖像画が臆病な猫みたいにうらめし気に僕をにらんでいた。
    (『風の歌を聴け』) 

 D:音楽家名・曲名のみの記載

 E:その他(備考欄にて明記)

○原則として、一つの作品内に複数回登場する音楽は、ひとまとまりにせず、作品のページ数の順に沿って
全てリストアップしています。ただし、同一場面に複数回出てくる場合は、この限りではありません。

 

○原則として、音楽家名や曲名は小説内の表記を用いていますが、リスト全体で表記を統一するため、一部
改変している場合が​あります。その際は、備考欄に小説内の表記を明記しています。

 

○調査に用いた書籍(リスト項目⑥「頁数」は、以下の書籍の頁数を表しています。)
 ・短編集『神の子どもたちはみな踊る』(2000) まで
  →『村上春樹全作品』(「1979〜1989」全8巻、「1990〜2000」全7巻、講談社、1993.4)
 ・『海辺の
カフカ』以降/『全作品』未収録
  →こちら
を参照

 

​○リスト右上の検索ボックスを使用すると、検索したい音楽のみの一覧が表示されます。
  例:「カリフォルニア・ガールズ」で検索→「カリフォルニア・ガールズ」のみのリスト表示

 

○pdf版はこちら(準備中)

 

○本リストの作成にあたっては、以下の文献を参考にしつつ、作成者自身も実際に全ての小説作品の調査を
行なっています。情報の誤り等ございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。

 参考文献

  ・小西慶太『「村上春樹」を聴く ムラカミワールドの旋律』(CCCメディアハウス、2007年4月)

  ・栗原裕一郎/藤井勉/大和田俊之/鈴木淳史/大谷能生『村上春樹の100曲』(立東舎、2018年6月)

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